私の好きな映画 3
3.フィールド オブ ドリームス
監督 :フィル・アルデン・ロビンソン
出演 :ケビン・コスナー
エイミー・マデイダン
ゆるせるオトギバナシです。よくこんな脚本を考えついたよなって思いました。
この気楽さに憧れてしまいます。信じる事が全てとでも言えばいいのしょうか。
都会での生活にこだわる必要、今の仕事に固執する必要性があるのか。
人の目を気にする必要があるのか。
自分に正直に、しかも流れる様に。そんな人生がいいな!!。
目的も無いまま農場を経営する主人公(ケビン・コスナー)は、ある日、天からの声を聞く。
その声に導かれるまま、答え探しの旅に出る。
尊敬する人のための癒し。その謎を一つ一つ解いていくうちに、
やがてそれが自分自身への癒しへの通過点である事に気づく。
この映画のテーマは、癒しと絆そして信じる事。
堅苦しくない台詞に、肩のこらない展開。お話が進むにつれて、見ている方も癒されていく。
そんな温かい映画です。
好きなシーン
@ 天の声を聞いた主人公は、トウモロコシ畑を野球場に造り替える。
そこに今は無き伝説の大リーガーが現る。そして、野球の面白さをしみじみと語る。
一生懸命さがむくわれなかった青春時代の虚しさを懐かしむ。
A 再び癒しの指令を聞いて、妻に相談する。妻は、それをチャカした言葉で返す。
話しているうちに、夫婦は同じ夢を見ていたことに気づき、急いで旅の荷造りをする。
B 新たに癒す人物に合うことが出来、実行するが、天からの掲示で癒す人物を間違えたと思う主人公。
それを相手に告げると、その人物も天の掲示を聞いていた。
そして、2人で新たな癒しの旅に出る。
C 目的を達成できないまま、家に戻ると、野球場では伝説の大リーガー達と家族が楽しんでいた。
やがてそこに、若き日の父親が現れる。父との再開に照れくさいながらも、現実として受け止める。
非望の分かれをしていた父との再開、そして親子の会話。
これが、自分達親子の癒しであることに気づく。
この映画の見所は、ヌクモリとても言うのでしょうか、その「温かさ」です。
「アンタッチャブル」に抜擢されてから一躍スター街道を駆けぼったケビン・コスナーですが。
彼の出演作品の中でも、最も好きな映画である事は言うまでもないのですが、
この作品があまりにも良いので、主人公を演じるのはケビン・コスナーでないと引き立たない、
そんな錯覚を起こしてしまう映画です。

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