私の好きな映画 5
5.インディージョーンズ (魔宮の伝説)
監督 :スティーブン・スピルバーグ
原作 :ジョージ・ルーカス
出演 :ハリソン・フォード
ケイト・キャプショー
音楽 :ジョン・ウィリアムス
前作を上回る面白さ。
第2作が前作を越えられないのが世の常と言うもの。
この作品は、1作目である「レイダース」に少なくとも肩を並べる面白さである。
映画の設定された時代を意識して、観る人を楽しませるために、
考えを振り絞って創られた映画で、スピルバーグの基礎を作り上げた秀作
と言って良いでしょう。
物語は、1935年の上海から始まる。
ジョーンズ教授は、上海のクラブで地元のマフィアと物物交換の取引をするが、相手はまともに応じるわけはない。
逃亡の為に自分で用意しておいた飛行機は、マフィアが所有するもの。
そのため、ジョーンズ達はインドで遭難してしまう。
ある村にたどり着いたジョーンズ達は、この村で起こった事を聞いた時、
冒険欲が湧いて来るのを止められないジョーンズは、村人の願いを聞き入れる口実で、
今は廃墟となっていると言われる、王宮に冒険の旅に出る。
好きなシーン
@オープニング。これほど印象に残るオープニングシーンは無い。
活動映画早々期のミュージカルを見事に再現ししている。
ミュージカルが好きではない人にも楽しんで観られる。
Aインドの奥地に流れ着いたジョーンズ教授(ハリソン・フォード)は、村の長老の願いを聞き入れ、
廃墟となったと言われる宮殿に、盗まれた村の宝(聖なる石)と子供達を取り戻す旅に出る途中に、
上海から一緒に来た、小さな弟子とクラブ歌手のウィリー(ケイト・キャプショー)達と野宿する事に
なるが、そこでウィリーは、ジャングルの生物達の熱烈な歓迎を受け、悲鳴を上げながら走り回る。
B廃墟と思われたいた宮殿に辿り着くと、立派な王宮が存在していた。
そこで歓迎を受けたジョーンズ一行は、その夜宮殿内を捜索するが、
カラクリ部屋で見たくない、触れたくない虫の数々の中をドタバタと迷走する。
C邪教集団が、オドロオドロしい儀式を行っている最中に、聖なる石を取り戻したジョーンズは、
魔球を脱出するが、すぐに後を追ってくる。
息を呑むような追いつ、追われつの展開はまさしく遊園地の絶叫マシーンのようの展開が続き、
断崖絶壁に掛かる吊橋での対決となる。
結局ジョーンズは、もう少しの所で、お宝を手に入れる事は出来ないが、
全てはハッピーエンドで終わる。
アメリカ映画界の興行収入に数々の記録を残すスピルバーグですが、
彼の若い頃の映画をあえて選びました。
老若男女、世代を超えた人達に面白い映画を作り上げる。
どう創れば良い映画が出来るかを既に知り尽くしているかのようなこの作品を入れました。

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