エジプト編
基本的に、イスラム(アラブ)系って好きですね。個人的には。
ごく限られた部分しか知らないんですけど。とにかく印象が良かったものですから。
と言う事で、私の好きなアラブは、エジプトです。
一言で言うと、この国は貧しい。何しろ、物売りが街中を徘徊しているし、
物乞いするヤツも多い。
でも考え様によっては、それは、わずかな事だし、フランス人とかの観光客に対するあくどさに比べたら、可愛いもんだ。
何よりも、礼儀正しい分見ていて面白い。それに、治安が良い。
それが、民族性なのか、宗教のせいなのかは分からないが、安心できるし、
人間が正直な分、信用できると思う。
●ピラミッド
特に3大ピラミッドは、壮大です。パワーを感じる事は出来なかったけど、来て良かったと、
必ず思わせてくれます。この山を、登れた頃がうらやましい。
空港からカイロを通り抜け、ギザに入ると、バスからピラミッドがうかがえる。
何処からでも見られると言うわけではないが、土産物屋を出て振り返ってみると、
背景にピラミッドがあると、嬉しい。
カイロタワーに登って、街並みを見渡すと、カイロとその近郊を一望する事が出来る。
そして、四方からピラミッドの存在が確認できる。
確かに、ギザの3大ピラミッドが最も美しいのだけれども、思っていたよりいっぱい在るんだな〜。
これがまた。日本の古墳みたいに。
●スフィンクス
やっぱりエジプトの象徴と言うべき物でしょう。こいつに合いに来たようなものですから。
砂漠に立つ造形が、青空に良く映えて、それを目にした時の感動と言ったら、言葉には言い表せない。
●神殿
ルクソールと言う街に、2つの大きな神殿が在る。ここは、その昔は、テーベと呼ばれていた所で、
エジプトの都だった街だ。ナイル川を境にして、東側は都市として栄え、
西側は死の世界として王家の墓場とした。
もちろん、ツタンカーメン王の墓なども在るのだ。
ルクソールの2つの神殿は、とにかく壮大で迫力がある。
壁に描かれたヒエログリフ(エジプト象形文字のこと)が、
装飾としてとても美しく、所々に絵物語が展開されている。これがまた、
エジプト独自のものなので、とても面白い。
そして、石柱の巨大さは、見るものを圧倒する。これらの石柱は、
2種類のハスの花(各各に意味がある)
を形どっていて、ヨーロッパの教会とは違った印象がする。
映画の「ナイル殺人事件」のロケにも使われた場所に立つと、自分が今、
その映画の登場人物になったような錯覚を、
起こしてしまう。
アブシンベル(南部の砂漠の街)に在る2つの神殿は、ラムセス2世という王が、
自分自身と愛した妻の為に造った神殿で、古代エジプトにあって王の中の王と言われるだけあって、
とてもユニークでいて、絵画的であり、それでいて彫刻が素晴らしい。
もちろん、壮大でとても美しく、神秘的だ。
ただ、ここはとても暑い。なにしろ、砂漠のド真中ですから。それでも、必見の価値はある。
オペラ「アイーダ」の凱旋行進曲が胸の中で高鳴ってきます
アスワンと言う街でのスーク(のみの市)で、誰が教えたのか、知ってか知らずか、
フザケタ日本語(ギャグまじり)で客寄せをするエジプト人
それもまた笑える
不幸にも、テロに遭われた方々のご冥福をお祈り致します